王妃マリー・アントワネットの夢の庭園 プチトリアノンの瀟洒なフォーマルガーデンを見学した後は、いよいよマリー=アントワネットが作らせた英国式庭園へ。ルイ16世が即位するとすぐに若き王妃マリー=アントワネットに贈ったのが、プチトリアノン。宮廷儀礼がんじがらめの生活から逃避すべく、王妃は早速ここで自分の理想郷づくりに邁進し...
ヴェルサイユ庭園案内の記事一覧
今年より不定期でヴェルサイユ・ガーデンウォークと名付けた庭園見学会を始めました。で、この週末訪れたプチトリアノンから、散策の記録を少々。 プチトリアノンといえば、マリー=アントワネットが自分の趣味に合わせて作らせた英国式庭園や、農村風暮らしを楽しんだという、王妃の村里(アモーHameau)が有名です。 でも、まずはフラ...
現在のグラントリアノン離宮の建物が作られたのは1687年、大げさな宮廷儀礼を逃れてホッと寛いだひとときを過ごすために(宮廷の様々な典礼を作らせた、その王自身も終いにはやっぱり疲れてきた様子です。)ルイ14世が晩年に作らせたものです。設計はジュール=アルドワン・マンサール。 カラーラ産の白大理石とフランスのラングドック地...
ヴェルサイユのボスケ、歴史のなかの不変と変遷 ヴェルサイユの庭園は、 宮殿から大運河に向かう大きなパースペクティブの空間と、 十数個のボスケと呼ばれる、樹木に囲まれた小庭園で構成されています。 それぞれに個性的な庭空間であるボスケの殆どは、 一旦はルイ14世の時代にルノートルによって作られたものの、 当時の姿を留めてい...
ヴェルサイユ大噴水ショー とにかく広大なことで圧倒されてしまいがちな ヴェルサイユ庭園の鑑賞のポイントのひとつは「水」。 日本庭園でも池泉は欠かせない要素ですが、実はヴェルサイユの庭園でも噴水は非常に重要な存在です。 というのも、起伏が少なく、河川からも遠いヴェルサイユの地は、大量の水を引こうとすると、それは大変な技術...
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