海外の庭めぐり ランドスケープジャクリーヌ・オスティフランスの都市計画 パリの街づくり、マーチン・ルーサー・キング公園 公園から始まる街づくり 今年2021年7月に完成した10haほどの都市公園マーティン・ルーサー・キング公園の建設が始まったのは、2004年。フランスの造園界を牽引するペイザジスト、ジャクリーヌ・オスティ氏の設計によるもので、パリの北西部の広大な国鉄跡地等を含むクリシー・バティニョール地区再開発計画の中心として作られた公...
海外の庭めぐり 歴史的庭園ヴェルサイユ庭園案内、ボスケルノートル 三つの噴水のボスケ ルイ14世とルノートルのコラボレーション 宮殿北側のパルテールを下った位置する、1667年につくられた三つの噴水のボスケは、唯一ルイ14世のアイディアで、造園家ルノートルが設計したものと伝わるボスケです。 王とルノートルの間には、友情とも呼べるような信頼関係が築かれていたと言います。そういえば、並外れた庭園が作られた舞...
海外の庭めぐり 庭園彫刻 ヴェルサイユ庭園の壺型彫刻 ヴェルサイユの庭園彫刻 フォーマル・ガーデンに欠かせない、ヴェルサイユ庭園の要所要所を飾る大理石やブロンズの彫像たち。なかには、オリジナルはすでにルーヴル美術館に所蔵されている作品など、17世紀のフランス美術の名作が幾つも含まれているほどで(その場合庭園に置かれているのはレプリカ作品になります)、さながら野外彫刻美術館...
海外の庭めぐり テルム胸柱像庭園彫刻 ヴェルサイユ庭園の彫刻たち 彫刻の庭園ヴェルサイユ ヴェルサイユ庭園は、彫刻の庭、野外彫刻美術館とも言われるほどに、沢山の彫刻に飾られています。宮殿建物近くの水のパルテールや噴水にはブロンズ彫刻、庭園内の通路やフォーカルポイントには主に大理石彫刻が配置されていますが、その数現在も400点以上(かつてはもっと多かった)はあるのだとか。 ヴェルサイユ...
海外の庭めぐり パリ植物園のジャルダン・アルパン(高山植物園) パリ植物園(ジャルダンデプラント)の魅力 パリ植物園(ジャルダンデプラント)は、自然史博物館に所属する由緒正しき学術研究の場でありつつも、パリジャン、パリジェンヌたちに絶大な人気の散歩コース。というのも、アカデミックな裏付けと、景観としての心地よさ、美しさ、両方が備わっているのが良いところ。 【関連記事】パリ植物園に行...
海外の庭めぐり 樹々で巡るプチトリアノン ヴェルサイユ庭園の「素晴らしい樹々」ヴェルサイユ庭園にはどれくらいの数の樹木があるのだろう?ヴェルサイユの宮殿やトリアノンの庭園の敷地内には35万本の樹木が植わっているそうで、聞いただけで圧倒される。 その数の木々のなかでも、樹齢300年を越える最長老の古木など約30本ほどの大木が、特に注目に値するヴェルサイユの「素...