ガーデン&カルチャー スプリングエフェメラルチューリップの庭 ジヴェルニー、チューリップ咲くモネの庭の春 4月 ジヴェルニーのモネの家と庭は、今や年間75万人(2023年)もが訪れる世界的な観光地です。もっとも、その庭園が公開されるのは毎年4月1日から11月1日まで、春から秋にかけての花のある時期に限られています。 「私が画家になったのは、花のおかげかもしれない」とは、印象派の巨匠モネが語った言葉ですが、ジヴェルニーの庭が圧倒的...
海外の庭めぐり 花咲く春の王の菜園、ヴェルサイユより 4月に入り、一気に春めいてきたフランスから久しぶりのお便りです。 今年の冬から春先にかけては、 気分も滅入りそうな寒い雨の日が多かったのですが、 ようやく気持ちの良い晴れ間がやってきました。 サクラも終わりかけのタイミング、 そろそろリンゴの花が咲いているかもしれない、と 久しぶりにヴェルサイユの王の菜園(Potage...
海外の庭めぐり ボスケヴェルサイユ庭園案内、ボスケ ベルサイユの花の庭、王妃のボスケ パリオリンピック2024が始まりましたね。ベルサイユはオリンピックの馬術競技場になっています。もちろん、会期中も宮殿・庭園は通常通り見学可能、緑濃い夏の庭園も魅力的です。 ところで、ベルサイユの庭園の特徴のひとつは、大きく視界がひらけたオープンなエリアと、木立で覆われたクローズドなエリアの鮮やかなコントラスト。木立で覆...
海外の庭めぐり 都市農業スローフラワー パリ近郊、モントルイユの花農場へ 春になって嬉しいのは、スイセンやチューリップなどの球根花、枝物の桃や桜、りんごの花などから始まり、露地栽培の切花に出会える季節になってくること。さっそく、季節とともに再オープンした週末のモントルイユの花農場を覗いてみました♫ モントルイユはパリの東隣、市内と言っても良いくらい中心へのアクセスも良く、エスニックな雰囲気も...
海外の庭めぐり 皇妃ジョゼフィーヌ マルメゾンとボワ=プレオー、ジョゼフィーヌの庭の春 パリから程近い近郊の街マルメゾンに、ナポレオンとジョゼフィーヌが住んだ城館と庭園があります。そこに隣接するボワ=プレオーの長年修復中だった城も、昨年よりナポレオンに関係するコレクションを展示する美術館として一般公開されるようになりました。 マルメゾン城購入時(1799年)の地所の面積は260haほどでしたが、ジョゼフ...
ライフスタイル&旅 スノードロップスプリングエフェメラル スプリングエフェメラル、ベルサイユ庭園のスノードロップ スプリングエフェメラル(spring ephemeral)とは、その可憐さから「春の妖精」とも呼ばれる球根花たち。春先一番に花を咲かせ、夏から秋には枯れて地上からは姿を消しつつ、次の春を待つ野の花たちです。 冬の終わりから早春のこの時期、ベルサイユ宮殿の庭園や公園に現れるスノードロップ(待雪草)は、スプリングエフェメラ...