ローマのヴィラ・メディチ(Villa Medici) スペイン階段を登りきったピンチョの丘に、 現在は在ローマ・フランス・アカデミーとなっているヴィラ・メディチがあります。 16世紀に枢機卿フェルディナンド・メディチ(1549-1609)が土地を購入し 既存の建物を豪勢なヴィラに仕上げ、周りに庭を作らせたもので、 ロー...
西洋庭園史の記事一覧
フォーマル・ガーデンのマストアイテム、トピアリー ヨーロッパのフォーマル・ガーデン(整形式庭園)に不可欠なのがトピアリー、ツゲなどの常緑樹を円錐形や円柱形、さらに様々な幾何学形をに刈り込んだ庭木です。 一年中変わらない彫刻的な姿で、庭園の空間構成を支えるその整った姿形には、抑えたエレガントさがあります。 しかし、樹木ら...
ヴェルサイユの庭園彫刻 フォーマル・ガーデンに欠かせない、ヴェルサイユ庭園の要所要所を飾る大理石やブロンズの彫像たち。なかには、オリジナルはすでにルーヴル美術館に所蔵されている作品など、17世紀のフランス美術の名作が幾つも含まれているほどで(その場合庭園に置かれているのはレプリカ作品になります)、さながら野外彫刻美術館...
彫刻の庭園ヴェルサイユ ヴェルサイユ庭園は、彫刻の庭、野外彫刻美術館とも言われるほどに、沢山の彫刻に飾られています。宮殿建物近くの水のパルテールや噴水にはブロンズ彫刻、庭園内の通路やフォーカルポイントには主に大理石彫刻が配置されていますが、その数現在も400点以上(かつてはもっと多かった)はあるのだとか。 ヴェルサイユ...
ヴェルサイユ宮殿からセーヌ川方面に向かって 7kmほど離れたマルリー=ル=ロワには かつてルイ14世が最晩年に作らせた離宮がありました。 ルイ14世が造成を命じてから5年以上の歳月をかけて完成したマルリーの離宮に王が初滞在したのが1686年。最晩年には年の3分の1ほどをここで過ごすほど気に入っていたようです。 フランス...
フランス式庭園、というと 軸線を中心にしたシンメトリーで幾何学的な構成の 整形式庭園(フォーマル・ガーデン)を指し、 フランス整形式庭園とも呼ばれます。 17世紀にフランスの造園家ル・ノートルが 太陽王ルイ14世のために設計した ヴェルサイユ宮殿の庭園などが世界的に知られる代表例です。 フランス式庭園は、 絶対君主制時...
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