(前回見た)城館正面のビスタのエリアの次には、脇のボスケ(樹林)に入ってみます。 スフィンクスの並木道 名前の通り、スフィンクス型のトピアリーが並び、奥のエジプト的な彫像がフォーカルポイントになった、エジプト・インスピレーションの緑の部屋といったところ。 本来は両脇には水盤に水が並々とあるのだろうなあと想像すると、エキ...
海外のガーデン案内
フランス、イギリスをはじめヨーロッパの庭園のご案内です。
海外の庭めぐりの記事一覧
現代に蘇る17世紀の城館と庭園、シャン・ド・バタイユ城 パリから北西に120kmほど、ノルマンディーに位置するシャン・ド・バタイユ城は、30年ほど前にフランス室内装飾の巨匠、ジャック・ガルシアが買い取り、12年の歳月をかけて修復改修した17世紀の城館。 さらには17世紀のルノートルの図面からのインスパイアで30年ほど前...
ヴェルサイユのポタジェ・デュ・ロワ(王の菜園)の春 ヴェルサイユのポタジェ・デュ・ロワ(王の菜園)、冬の間だいぶご無沙汰していたのですが、この時期ならば桃や桜桃の花が見られるかもと、行ってみたら大当たり。 壁際のエスパリエ仕立ての桃の花がかわいらしく咲いてました。 花の時期は長くないので、お花見に成功した時の喜びは大き...
ブルーアトラスシーダーの母なる大樹 パリ郊外、ヴァレオールー(Vallée-aux-loupes 直訳するとオオカミ谷、ちょっと怖いけど童話に出てきそうなカワイイ名前とも言える)の樹木園(アルボレトム)は、19世紀に植樹された、歴史的にも興味深い希少な木々が見られる庭園です。 ここで、シダレのブルーアトラスシーダーのび...
パリ植物園の朝 パリ植物園のジャルダン・アルパン(jardin alpin)は、高山植物園という名がついていますが、高山植物に限らず、世界の異なる気候地域からの植物を集め、ミクロな自然風景で19世紀に作られた庭です。世界の山野草園、といってもいいかもしれません。 冬の間はメンテナンスと植物保護のため閉園中で、来週3月1...
ローマのヴィラ・メディチ(Villa Medici) スペイン階段を登りきったピンチョの丘に、 現在は在ローマ・フランス・アカデミーとなっているヴィラ・メディチがあります。 16世紀に枢機卿フェルディナンド・メディチ(1549-1609)が土地を購入し 既存の建物を豪勢なヴィラに仕上げ、周りに庭を作らせたもので、 ロー...
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