フランスの名庭園が集中する地方は? フランスでも庭づくりが特に盛んな地方といえば、 ブルターニュ地方や南フランスのコート・タジュールでしょう。 後者は、地中海を臨む風光明媚、温暖な気候で 19世紀からすでに別荘地として人気が高く 世界のセレブリティが競って別荘を作らせたところです。 お屋敷ができれば当然、それに見合うガ...
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ディレク・ジャーマン、地の果ての希望の庭 現代のアーティストの庭といったらまず頭に浮かぶのは、 イギリスの映像作家ディレク・ジャーマンの プロスペクト・コテージ。 エイズと診断されてから、 ドーバー海峡に面した原子力発電所危険地域にある ダンジェネス村の漁師小屋に移り住み、 死に至るまでの7年間、庭を作って過ごしたそう...
フランス式庭園、というと 軸線を中心にしたシンメトリーで幾何学的な構成の 整形式庭園(フォーマル・ガーデン)を指し、 フランス整形式庭園とも呼ばれます。 17世紀にフランスの造園家ル・ノートルが 太陽王ルイ14世のために設計した ヴェルサイユ宮殿の庭園などが世界的に知られる代表例です。 フランス式庭園は、 絶対君主制時...
桜も咲いて、本格的な春ですね。 ガーデニング意欲がどんどん上がってくるシーズンです。 写真はマルメゾンの城館の建物の裏中心に広がる ワイルドフラワー・メドウ、ナチュラルな花咲く草原です。 フランス語だとプレリー・フルリ(la prairie fleurie) と呼ばれるメドウ・ガーデンは 大好きなガーデン・アイディアの...
古代ローマ時代の南仏プロヴァンス地方は、 多くのローマ人の植民地が作られていた場所で、 ポン=デュ=ガール(古代ローマの水道橋)や オランジュの円形劇場などの遺跡がたくさんあります。 ということは知っていたのですが、 近所の森のなかで よく見かける石垣や、 いい具合に崩れて苔むした石積みは 一体どうしてそこにあるのだろ...
明るい太陽を感じる春分間近の南仏プロヴァンス地方、 気がつくと、すでに アプリコットやアーモンドの花は終わりかけのようです。 こちらはおそらくアーモンドの木。 そういえばアルル、サン=レミ時代のゴッホの作品にも アーモンドの木が印象的に描かれていました。 日差しはもう眩しいくらい。 夏だったら日光が強すぎて 昼下がりの...
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庭園デザイン・庭園文化研究家のヒロコです。美と歴史の国、そして自然豊かなビオ大国でもあるフランスから庭だよりを発信。自然と人がともに作る庭のある、美しい暮らしのヒントをお届けします。
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