オリンピックの準備が着々と進む7月のパリの街。
広場や通りの夏の植栽にも、特に気合が感じられます。
オリンピックのエンブレム・フラワー、炎色のダリア
中でもひときわ輝く存在は、真っ赤なオリンピック・ダリア。
シャンゼリゼ通りなど、注目が集まる広場の植栽のデザインに組み込まれたパリ市がオリンピック時期の植栽を彩るために特に開発した炎のような赤色のダリアです。
このダリアはパリ市のパルク・フローラルのラボで開発されたもので、赤とローズのダリアを掛け合わせて作り出した色合いはオリンピックの松明の炎をイメージさせます。
ブラックレッドの茎の色、暗めのグリーンの葉っぱの色合いもおしゃれで、植栽に洗練された華やかを加え、かつグッと引き締まります。
地産地消のダリア、100%のメイド・イン・パリ
オリンピックの夏の植栽のために、パリ市ではエンブレム・フラワーに選んだ炎色のダリア50,000本を昨年よりパリ市内の圃場で栽培、春に植栽したとのことで、開発も栽培も100%パリの地産地消というのも自慢のポイントです。
今年は雨が多く気温が上がらない日も多かったのですが、順調に開花に向かっている様子です。気候は一律ではないし、昨今は特に過激な変化が多いので、イベントの植栽の準備と管理は本当に大変だろうなあと、改めて思います。オリンピックの中継のついでにこのダリアが映ることもあるかしら。ちょっと楽しみです。皆さんもぜひ気にして見てみてください。