さて、ベーシックな観葉植物がインテリアコーディネイトをグッと素敵にしているmaison & objet 2023。これも近年トレンドだったのではないかと思いますが、気になるのはインドアのファニチャーとアウトドアファニチャーのミックスです。
インテリア&アウトドアのミックスが楽しい
ヨーロッパの家には歴史的にも「縁側」はありません。代わりと言ってはなんですが、庭に面したテラスやコンサバトリー、アパルトマンならベランダが、外と家の中をシームレスに繋ぐ役割を果たす空間と言えそうです。特に日が長い夏の時期のテラスは、朝食からランチやディナーまで、外で過ごす時間も増える大切な場所。
テラスやガーデン用のファニチャーのコーディネイトもとても充実していて、見ているだけでうっとりしてきます。コクーン型のブランコチェアもいいなあ。
こちらは某北欧ブランド。形はシンプルで機能性高く、ラタンなどの自然素材使いでナチュラルでリラックスな雰囲気を出した感じがトレンドの様子です。
こちらはナチュラル&アウトドアなざっくりした雰囲気が素敵なリクライニングチェア。角度を変えることができます。しかも、すべての部分が紐でつなげて構築されており、釘や接着剤を使っていないという、なかなかこだわりのある一品。
ファーと合わせてボヘミアンな雰囲気にも、そのままネイチャーな雰囲気でも。海を眺めるテラスなどにピッタリきそうですが、意外とアパルトマンのリビングの一角にもはまって、リラックスした雰囲気を部屋の中に運んでくれそう。
さらにキュンときたのが、このおしゃれテントです❤︎
パオのような大きなテント、雰囲気はがっつりアウトドアというよりもシンプル&エレガントな感じがいい。
中は寝袋じゃなくて、ちゃんとベットまで設置されています。
大自然の中でも、または大きな庭の一角で、コクーンなアウトドアリビングとしても使えそう。
カラフルまたはナチュラルどちらがお好き?
1月のMaison & Objetは春夏シーズンに向けてバカンス需要の商品がたくさん出ていると聞いたことがあります。
確かに、アジアン・リゾート的なアウトドア・ファニチャーや小物などがたくさん展示されていました。
しかしまた、ナチュラルな雰囲気が主流になってくると、俄然存在感が出てくるのがカラフル・チームです。
フランスのブランド、レ・トワル・デュ・ソレイユ(LES TOILES DU SOLEIL)。カタルーニャ地方に古くから伝わる織物からヒントを得て作られる生地は、鮮やかな色使いはそのままに、コンテンポラリーな感性でデザインされています。
このようなポップな長椅子やクッションをアクセントにしたら、いるだけで元気になる空間ができそう。
バカンスっぽく、リクライニングチェアとフリンジのパラソル。色使いはグッと抑えめですが、フリンジ使いのゴージャスさといいバランスなのかも。プリンセスなビーチリゾートのイメージかしら。
こちらはシンプル&カジュアル&ビビッドな長椅子セット。展示ではシンプルな竹とシダを背景にしています。
ナチュラルまたはカラフル、いずれにしても、室内と屋外の空間はきっちり分かれているようでいて、実はファニチャーの選び方などをミックスしてみると、室内によりリラックスなタッチが加わったり、あるいはアウトドアの快適性が上がったり、と、空間のコーディネイトがさらに面白くなるので、気軽に試してみたいものですね。