インテリアにもガーデン・インスピレーション
さて、庭や自然の風景は古代ローマの昔から室内装飾に使われてきましたが、イリュージョンを楽しむ遊びの感覚とともに、そこにはない自然を側におきたいという思いがあるのでしょう。これは現代にもそのまま続いているようです。
アーチ型の窓の外のエキゾチックな熱帯植物の風景に注目。シックな色合いでまとめつつ、熱帯植物の存在でさりげない華やかさが出てます。
イギリスの壁紙ブランドの壁の一部。不思議な風景パターン。風景や植物紋様の壁紙の素敵なのがたくさんあったのですが、なんだか見るだけで満足してしまって、写真撮るのを忘れました(ゴメンなさい!)。絵画的な壁紙は、思い切ってダイニングやサロンなどに使っているのを見ると素敵だわあと思いつつ、すぐ飽きないかしら、などの心配もあるかもしれません。
もしもお気に入りの壁紙で、キャラが濃いものがあったら、トイレの壁紙にしてみるというのも一案です。毎日見る場所ですし、お客様にはサプライズですし、小さな空間なら思い切って冒険しやすい。
トレイアージュも健在
さて、こちらは西洋の伝統的な庭園デザインに使われる「トレイアージュ」そのものです。最初はブドウ蔓を這わせるための木材のトレリスから始まって、17世紀頃からは盛んに庭園装飾に使われるようになったもの。例えば、ベルサイユのプチトリアノン庭園にも、素敵なトレイアージュのファブリック(庭園建築)などが見られます。(トレイアージュの話は少し長くなりそうなので、また別の機会を見つけようと思います。)
庭時間を楽しむ
伝統的なトレイアージュが健在だったのには感動しましたが、温室(コンサバトリー)も売ってました。こちらも見た目のクラッシックさがチャームポイント。中は通常のリビングのように設られていて、植物栽培目的というよりは、ガーデンスペースをより快適に過ごそうという提案です。
数は多くないですが、ガーデングッズを展示しているブースも。
地味だけどシンプルでハンサムなホースリール。
写真が良くないのですが、左手にはもう少し装飾的だけどやはりシックなホースリール、右手はシャワーで、地面に直接ぐっと差し込んで設置できるのもありました。
これは薪を運んだりするのに使う、台車と言ったら良いでしょうか。なかなかないシンプル・シックなガーデンファニチャー&グッズが素敵です。
TRADEWINDSというベルギーの家族経営の企業で、お父さんの代から娘さんに引き継がれたばかりとのこと。
(企業名のところからサイトに飛べます、私の撮った写真はあまりイケてないのですが、雰囲気もとても素敵なのでぜひ。)
最後に、庭時間を楽しむ、にぜひ載せておきたいのがこちらです。
はい、憧れのピクニックバスケット!
庭時間というより、ピクニックですね。ピクニックバスケットがなくてもピクニックには出かけられるけれど、でもこんなピクニックバスケットがあったら、ピクニックの楽しみが何倍にも膨らみますね❤︎普段は、こんなにたくさんの品揃えの中から選べることはほぼないので、見ただけで大興奮(笑)。
早春の気配はしつつもまだ毎日寒い日々。早く爽やかな薫風の中でピクニックが楽しめる季節にならないかな〜、と改めて思うのでした。