どんなナマケモノにも大丈夫そうな壮健さ
先だっての話題のピレアと同じくらい小さな、隠れたスタートアップチームの一員を紹介します。それは、昔から見慣れた姿だったかもしれない、オリヅルランです。
ランナーの先で育つ子株がオリヅルランの姿に似ていることからこの名前が付いたそうですが、クモにも見えるということで英語だとスパイダープランツ。
丈夫な性質で、乾燥にも強く、地上部が全て枯れてしまっても、根が生きていればまた芽が出てくる生命力の強さを秘めています。
ウチのオリヅルランは、昨年のいつかのタイミングに、友人宅で植物を育てるのがとても上手なマダムから幾つか子株を持たされ、数ヶ月水耕栽培(つまり水に挿してあった)ののち、ようやく植木鉢に植えてみたのが3〜4ヶ月前。その間不在の時期やら色々過酷が経緯があって、申し訳ないことに頂いた子株の半分を失ったのですが、それでも生き残り組が頑張っていて、しゅっと新葉を時々出しています。そんな訳で、生命力の強さ、栽培の容易さは折紙付きと言って良いでしょう。
NASAも認めた空気清浄効果がすごい
ところで観葉植物を室内に置く効用のひとつに、空気清浄効果が挙げられます。観葉植物の間でもその能力の差はあるようで、オリヅルランには特にホルムアルデヒドなどの有害物質の除去効果があるということがNASAの実験でも認められています。
NASA実験による空気浄化能力が高い上位5つの観葉植物としては、オリヅルランの他、サンセベリア、ドラセナ・フラグランス、アグラオネマ、ポトスなど。この他にもリストはまだまだ続きます。
が、日中は光合成で二酸化炭素を吸収し、酸素を供給する植物たちも、その活動が休止する夜間には、私たちと同じように呼吸で二酸化炭素を排出する側に回るなど、その働き方は多面的で、まだ解明されていない部分も大きいのではないかと思います。空気清浄効果についても、実際に日常生活の中でどの程度有効なのかわかりませんが、でも植物の不思議と多面的な価値を感じます。
ちなみに、オリヅルランの中でも、昔からよく見かける外側に斑入りのタイプと、近年流通の主流である内側に斑入りのタイプ、また葉の先がカールしてくるオサレ品種など、様々あるようです。
ウチのは昔気質の外斑入りの丈夫なタイプです。早く子株がぴょんぴょん出るところまで育ってほしい♫今から成長期となる暖かくなる春が楽しみです。
プランツファイル
植物名 | オリヅルラン |
学名 | Chlorophytum comosums |
和名 | オリヅルラン |
英名 | Spider Plant |
科名・属名 | キジカクシ科オリヅルラン属 |
原産地 | 熱帯アフリカから南アフリカ |
耐暑性 | 強い |
耐寒性 | やや弱い |
日照 | 明るい日陰 |
水やり | 土が乾いたら水やり |