憧れのビカクシダがやって来た
ビカクシダという和名は、葉っぱの形が鹿の角の形に似ているからだそうです。植物なのに動物っぽいところが響いたのか、いつ出会ったのかもう忘れてしまったほどですが、スタイリッシュな姿が昔から大好きなビカクシダ。
家で観葉植物(ハウスプランツ)を育てるならば、まず絶対にお迎えしたいと思っていました。かつては見つけるのも大変だった気がするのですが、現在は随分ポピュラーになったようです。
しかも、ざっくりビカクシダとしか認識していなかったのが、その中でも様々な品種があることが分かって、勉強になりました。
今回たまたま出会ったビカクシダは、ビフルカツム(Platycerium bifurcatum)という、オセアニア原産の比較的寒さに強く、環境適応能力が高く、子株もよく増える初心者におすすめの品種ではないかと思います。というのも、買った時のラベルがどさくさに紛れて取れてしまっていたようで、正確な学名がわからないのですが、形状からそうではないかと推測している次第。
一応育て方をチェックしてみたところ、ビカクシダの栽培だけで1冊の本になっていたり、ビカクシダに特化したウエッブサイトがあったりと、いつの間にか相当に人気者になっていることが分かりました。
fa-arrow-circle-rightビカクシダの育て方のページへ
観葉植物の管理は、休眠期と活動期で違う
幾つかの観葉植物の育て方を確認してみると、その植物が活動期なのか休眠期なのかで、手入れの方法がざっくり変わってきます。
暖かい時期は植物の活動期、つまり成長期なので動きが活発で、水や栄養もふんだんに必要です。
逆に寒い時期は休眠期で、完全な冬眠とはならないようですが、活動は緩慢になります。この時期に水を上げすぎたり、厳しい環境に置いてしまったりすると、トラブル発生の原因になるようです。静かに優しく見守る時期です。
初心者NG【ビカクシダ】冬にやってはいけない禁止リスト10選
上記のリストを見ると、冬の休眠期に冷水につけたりするのはNGです。
実は、購入後はや数日経った今日。土がすっかり乾いてしまっていたのですが、ビカクシダがボリューム的に鉢一杯に広がっていているので、確実にしっかり水やりするためにはどうしたものか考えて、ついキッチンのシンクに水を張ってドボンと漬けてしまいました。ちなみになるべく寒くないように、日中行うなどは気をつけたのですが。。。
今日の水浴でウチのビカクシダが風邪を引かないことを祈りつつ、しっかり乾かし気味まで持っていくようにしなくては(汗)。
ビカクシダのハンギング仕立て
ビカクシダは着生シダなので、流木に着生させるなどしてハンギングで楽しめます。その方が本来の生態にも近くなるから、より良いのかしら?
休眠期である冬の間は静かに見守るのが良いようなので、春になったら(5月〜)ウチのビカクシダも、ハンギングとか苔玉仕立てにしてみようと思っています。
元気に冬を乗り切ってくれますように!
プランツファイル
植物名 | プラティセリウム |
学名 | Platycerium |
和名 | ビカクシダ、コウモリラン |
英名 | common staghorn fern |
科名・属名 | ウラボシ科・ビカクシダ属 |
原産地 | 世界の熱帯地域 |
耐暑性 | やや弱い |
耐寒性 | 弱い(10℃以上) |
日照 | 耐陰性あり、日光必要 |
水やり | 湿度は好き。土が乾いてから水やり。葉水おすすめ |