フィカス・リラータ(カシワバゴムノキ)との出会い
フィカス・リラータはゴムの木の1種で、和名がカシワバゴムノキとあるのは、大きな葉っぱの形が柏の葉っぱに似ているからなのだそう。なるほど、確かに似てなくもないかな。
このハウスプランツとの出会いは、パリのおしゃれなイタリアンレストラン(レトロな美しいアーケードのギャラリー・ヴィヴィエンヌの出口あたりに位置するレストランDAROCO)でした。
この写真、アーティスティックに撮れて満足、だったのですが、樹の形状を正確に把握するには分かりにくいかもしれません(すみません)。が、天井高の明るい店内にぐぐんと枝を広げる感じがなんだかとても良い感じで、この樹をすっかり気に入った次第です。天井はガラス張りなので正確な天井高はわからないのですが、樹高は4~5mはありそうな印象でした。印象だけなので3m位(+鏡の増幅効果)だったかもしれません。
ゴムノキ系の観葉植物の特徴
ゴムの木(フィカス....という名前がついていたらゴムの木系です)というと、昔から観葉植物の定番のようなゴムの木(インドゴムの木)のほか、ガジュマルやベンジャミンなども実はゴムの木の仲間です。
時代とともに流通の種類も推移しており、現在ではポピュラーになったフィカス・ベンガレンシスやフィカス・ウンベラータなどは、インテリアにも良く映える、ゴムの木の仲間の中でも人気樹種。ゴムの木の種類を紹介している沖縄の生産農家さんのページがあったので下に貼っておきます。
fa-arrow-circle-right観葉植物の定番ゴムの木の種類の紹介(福樹園)
ゴムの木は全体的に、他に比べて乾燥に強く、耐寒性があり、成長も早く育てやすいのが特徴です。特徴的な形のものが多く、1本でシンボルツリー的な存在感が出せるのも良いところ。ということで、初心者さんにもおすすめの樹種ですね。
注意点としては、ゴムの木からは、天然ゴムの原材料になるゴム質(ラテックス)の入った樹液が出ます。この樹液でかぶれる恐れもあるので、剪定作業などをするときには、手袋をする、または樹液に素手で触らないなどの注意が必要です。
うちにやって来たカシワバゴムノキは、この最小サイズで3.8ユーロ(500円ちょっと位)でした。小さくとも葉っぱはちゃんと特徴的な形です。
樹高1m〜1.5m以上のすぐにもシンボルツリーになるサイズ(価格は40ユーロ弱(6000円位))や、さらに大きいのもありましたが、樹形が気に入る木が見つからなかったのと、持ち運びが大変そうだったので、結局小さな苗から育っていくのを楽しんでみることにしました。
寒い冬の間は観葉植物の動きも鈍くなるので、グッと成長し始めてくれるのは春以降でしょうか。いずれにしても楽しみです♫
fa-arrow-circle-rightゴムの木の育て方全般はこちらから
プランツファイル
植物名 | フィカス・リラータ(カシワバゴムノキ) |
学名 | Ficus lyrata |
英名 | fiddle-leaf fig |
科名・属名 | クワ科・フィカス属 |
原産地 | 熱帯アフリカ |
耐寒性 | あり |
耐寒性 | ある程度あり |
日照 | 明るい場所(直射日光は避ける)が好き |
水やり | 湿度は好き。土が乾いてから水やり。葉水おすすめ。 |