ラザニア・ガーデンの春
昨年のロックダウン中に
突如として始まったポタジェ(フランス語で菜園)づくり。
パーマカルチャーのラザニアづくりを採用、
レイズドベッドを作り、
底に敷いたダンボールの上に
落ち葉や枯れ枝を入れたところまでで終わっていましたが、
春になって芝生や雑草も伸びてきて、
芝刈りした緑屑の層も加え、
だんだんカタチになってきました。
ここまで来たら早く何か植えてみたい!
のが人情というもの。
サン・ド・グラス(氷の聖人)の日
4月の上旬のいま、
桜の花も終わってはいるけれど、
夜は気温が落ちて、
霜がおりる可能性もないわけではありません。
フランスでは、中世からの言い伝えで、
5月上旬のサン・ド・グラス(氷の聖人たち)の日が過ぎるまでは
(急に氷点下になるほど寒くなる可能性があるので)
苗を地面に定植するな、と云われているのだそうです。
今年のサン・ド・グラスの日は5月11日〜13日まで。
確かに早春からこの頃までは
三寒四温の繰り返し、
天候は不安定が常なので
なるほどと思います。
なるほどとは思いながらも
やっぱり植えたいよね、ということで
近所のナーサリーにGO。
幸い今回のロックダウンでは
フローリストもナーサリーも営業しています。
入口のテラコッタの植木鉢からして
南仏らしいこちらのナーサリー。
既に花いっぱい。
ウキウキしてなんでも植えたくなってしまいますよね。
こちらはハーブ・野菜コーナーで
若干地味ながらも
どんどん充実し始めています。
イチゴとレタス、タマネギを植えてみる
しかし忘れてはならないのは、
まだ霜が降りて
せっかく植えた苗がダメになる可能性が
無きにしもあらずであるということ。
にこやかなナーサリーのマダムに
万が一霜が降りても大丈夫なのは?と
相談した結果の今日のチョイスは....
イチゴとレタスとタマネギ。
ラザニアは、この状態で苗を植えられるのか?
と疑問に思った方もいらっしゃるかもしれませんが、
苗の一回り外側に培養土を入れて、
そのまま植え付けしてOKです。
定植用の穴や畝を作って、
培養土で囲って苗を植え付けし、
上からは芝刈りした緑で
マルチング代わりに覆います。
一番手前はイチゴのレイズドベッド。
イチゴにおすすめのコンパニオンプランツ、
ボリジもあわせて植えてみました。
ボリジにはブルーの星型の小さな可愛い花が咲くのですが、
花をサラダや砂糖漬けで食べられるエディブルフラワーです。
少し離れてみると
まだ何が植わっているのか
わからないくらいですが、
これで山ほど無農薬のイチゴを食べられるはず!
ああ、楽しみです♪