ヴェルサイユ庭園散策〜春の草花

早春のヴェルサイユのパーク、
スノードロップの白い絨毯の時期の後には

サクラやモモ、アンズ、アーモンドの木などを総称して
プリュニエPrunier(学名でPrunus プリュニス)と呼ばれる
春の花木が咲いています。

様々な種類があるのですが、とりあえず細かく見分けられない時に便利。
しかしちゃんと名前が分からないなんて愛が足りない!
ということでは決してなく......。

例えば日本の梅や桜の花は、
季節感というばかりでなく
歌に詠まれ、絵画や工芸の意匠となり、
文化的にも存在感が大きい。
花見は日本文化の象徴的な行事といっていい。
そうした重要度に比べると
春一番を告げるプリュニエの花たちは
ごく自然にひっそりと春が来たのを教えてくれる、
そんな風情の咲き方です。

そして足元にも春が来ている。

ちっちゃなスミレ(violette、学名ではスミレ属viola)たちが健気に咲いています。
これもまた様々な種類があってややこしいのですが。。。

他にもこんな花々が。

いずれもグラウンドカバー的な小さな花々ですが、
太陽の光とともに春一番を謳歌しています。

そして、もう一つ、大運河沿いの芝生でもハーブを発見。

この、ツンツンとした葉っぱ、なんだか分かりますか?
なんとシブレット(Ciboulette、チャイブ(英))があちこちに自生しています。
除草剤等は使用されていないので、
食べて大丈夫そうだし、美味しそう。
育てなくても野生で生えているなんて、
なんだかさらに素晴らしい。
これは採取して持って帰りたい!ところですが
公園からの植物持ち出し厳禁ですので
残念ながら諦めました。

どんどん草花が立ち上がって来て、
気持ちも上がる早春の庭園散歩です。
木々の葉っぱはまだこれから。


定番のヒツジたちに挨拶して、
今日も一日がんばろう。

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