
幻の庭、マルリー庭園にて
いまはオリジナルのかたちで残っていない、
幻の庭とも呼べる庭の一つに、
ルイ14世が最晩年に作らせたマルリー庭園があります。
当時作られた庭園と宮殿自体はすでになく、
現在のマルリーの庭園は
歴史研究も踏まえて再構築された、
ある意味まったく別の庭園になっています。
しかし絵画作品や当時の貴族たちの日記や書簡などから
当時の庭園のディテールを紐解いていくことができます。
表紙の写真はそうした当時の資料の一つ。
ボスケ(木立)に囲まれた池の図です。
中心には何かごちゃごちゃ見えるけれど...?
図版ではディテールまでよく見えないのが残念なのですが、
中心のごちゃごちゃ、実はコレなのです。
マルリー庭園の鯉の池 (Bassin des carpes)

Par Stan Shebs, CC BY-SA 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=63604
そうそう、何と錦鯉たち。
ルイ14世、実は大の錦鯉ファンだったのでした。
ということでマルリー庭園に特別に設えられた
鯉の池には錦鯉がうようよ泳いでいたのです。
中でもお気に入りは「ドレ(金色)」と名付けられた
黄金色の錦鯉でした。
ドレが見当たらなくなった際には、
池をさらって捜索させたところ、
(やはり)死んでしまったドレが見つかった
というような逸話まで残っています。
錦鯉人気は随分昔から、また遠い場所にもあったのだなぁと
ちょっとびっくりしたり、感心したりするのでした。
ではではまた!
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