ボルドー、都市の景観(ランドスケープ)

月の港ボルドー、都市の景観(ランドスケープ)

フランスには、様々な魅力あふれる元気な地方都市がたくさんあります。
そして、子育てや生活には地方都市の方が住みやすそう、
という事情は日本と同じか、それ以上のようです。
ワイン好きの方にはよく知られた南西の都市ボルドーも
住みたい街としてよく名前が挙がる場所。
近隣にはボルドーワインやコニャックのシャトーが点在し、
大西洋岸では牡蠣の養殖などが古くから行われている
豊かな土地柄です。

ガロンヌ河沿いに三日月型に発展したことから
月の港とも呼ばれるボルドーの街は、
ユネスコの世界遺産にも指定されています。

ミッシェル・コラジョーの水鏡とガロンヌ河の河川敷

ずっしりした古い街並みもカッコいいのですが、
今日のビジットはまず、ガロンヌ河の河川敷から。
ペイザシスト、ミッシェル・コラジョーの設計で
ガロンヌ河とボルドーの市街地の間に沿って
歴史的にも分断されていた左岸と右岸を繋ぐ目的を持った
広い緑地が整備されていています。

印象的なのがこの水鏡です。
水深5cmもないくらいのごく浅い、広〜いプールのような噴水池。
本当に鏡のように、ボルドーの歴史的建造物と空を映し、
建物が密集した市街地から、空が広がるガロンヌ河のあいだを
気持ちよく繋いでいます。

(なんとなくヴァージン・スーサイズを思い出させる、四人のスリムな女の子たち...)
子どもたちがパシャパシャと楽しげに走りまわっています。

水鏡の先には幅の広い遊歩道。
市街地から河川までの空間は、幅80mほどとゆったりしています。
河の方へ降りてゆく階段は、腰掛けるにもちょうど良い高さで
くつろぐ人々がたくさん。

河川敷の整備区域は、古い石造りのサン・ピエール橋から
新たに建設された新しい橋の方に向かって4.5kmほど続いていています。

シンプルに植栽された、くつろぎの公園コーナーを通り抜けると、
広い芝生のピクニック広場のようなスペース。

そして子どもたちが遊ぶプレイグラウンドへ。

どんどん歩いて行くと、いつの間にか、
レストランやら立ち並ぶベイサイドのアウトレットモールになり、
そして、新しい橋に到着。

休日でお天気が良かったこともありますが、
たくさんの人出でびっくり。
それでもきゅうきゅうとしないゆったり感、明るい開放感があり
気持ちよくくつろげる都市空間になっていました。


そして、最初に通った水鏡の、夜の眺めです。
同じ場所とは思えないくらいの、とってもロマンチックな雰囲気に変貌します(^_-)☆

次は右岸の方に行ってみましょう(次回に続く!)

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