フランスの美しい水の庭、クーランス城の庭園 [その2]

緑のコントラストが美しい泉水巡り

75ヘクタールの広さのクーランス城の庭園には、
14の水源があり、
地形を利用した、水の循環が考えられた
17の泉水が作られています。
城館の周りを中心にしたら40分くらい、
全体の散策で2時間くらいの散歩コースが示されています。


こちらは一番奥の大きな泉水、
藻がたくさん生えていて、カエルがぴょこぴょこと飛んでいます。
所々にある石のベンチに腰掛けて
しばし佇みたくなる、静けさに包まれています。

すぐ横には、小川を辿って小さな水源を見に行けます。


様々なヴァリエーションの泉水をつなぐ散歩道は
一面緑の芝生で、直線的な柘植の生垣と
背後の森のようになった木々に縁取られた緑の空間。
余計な装飾を一切排除したような空間は、
いずれも光の具合によって様相が変わり、
光と緑と水がお互いを引き立て合い
素晴らしい効果を出しています。

広い散歩道の横をちょっと入っていく
森の中にもいくつもの泉水や水源があります。

シダやアイビーなど
森の日陰の植物たちが繁茂する
表側とはまた違った雰囲気の空間。

お茶目な小人&キノコのオブジェ発見。
ちょっとした遊び心も忘れていません。


方々の泉水を飾る水の怪物の頭もちょっとユーモラス。
これは一箇所で使われていたのを、
ある時代の修復の際に、
敷地内の方々の泉水に分配、設置し直したものだそう。
異なるフォルムの泉水をつなぐ要素として
いい仕事をしています。
(次回に続きます♡)

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