マルメゾン城の庭園、大きな樹木を巡る散歩道
ジョゼフィーヌのバラ園のイメージが強いマルメゾン城の庭園。
エントラスからのアプローチは、トピアリーと
第一帝政期のスタイルの植栽に彩られた、非常に端正な印象です。
しかし城館を挟んだ反対側には、
隣のボワ・プレオー公園にも通じる雰囲気の
ワイルドフラワーの草原や林に囲まれた
心休まる風景が広がります。
シンプルな構成の庭園内でひときわ目立つのが
レバノン杉の大木です。
これは1800年のマレンゴの戦いでの
ナポレオンの戦勝記念に植樹されたのだそうで、今年でもう217歳。
<arbre remarquable (素晴らしい樹木) >という
樹齢や大きさ、その樹木が持つエピソードなどにより、
保護保存すべき特に並外れてすごい木として選ばれている大木です。
庭園内にはこのarbre remarquableが3本あり、
大木を巡って散策を楽しむこともできます。
こちらは、そこまで老齢ではないのですが、
ちょっと面白い西洋ヒバの木。
どっしりとしたフサフサの針葉樹が立ちはだかっているようですが。
思い切って中に分け入ると
こんな風になっています。
中心の木から分かれて伸びた幹が地面について
自然に取り木されて根付いたような形で
輪になって広がっています。
土もふかふかで、妖精が住んでいそうな、不思議な空間。
深い森の中でひとやすみするような感じです。
このようにマルメゾン城の庭園では
様々な樹木の魅力も楽しむことができます。
美術館の見学に行く際には、
自然を愛したジョゼフィーヌに思いを馳せつつ。
ぜひ庭園の方も散策してみてください。
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