地中海の庭のワイルドフラワーたち
ジル・クレマンが設計した地中海の庭、
レイヨルの領地(ドメンヌ・デュ・レイヨル)の散策は続きます。
谷底のシダの森から上に登っていくと、
ガラッと変わって、今度は少しひらけた風景が広がってきます。
さらに進むと、完全なるワイルドフラワーの花畑エリアに到着。
広々と空にひらかれた、太陽がいっぱいの空間です。
そうそう、しかしまた、
ここに至る前の坂道で見つけたスポットがまた印象的でした!
エンジェルヘアーのサンクチュアリを発見
木々の間に現れた
遠くから見ても、おや、なんだろうと近づきたくなる
金色のふわふわとした感じ。
やわらかな金色に輝いて群生する植物、その正体はイネ科の宿根草
スティパ(stipa)の一つ、エンジェルヘアー(Nassella tenuissima)たちでした。
通常の庭の植栽にも使われているのですが、
こんなに群生している姿は初めて見ました。
通常は主役というよりアクセントのグラス類という感じだと思うのですが
エンジェルヘアーの海は、ハッと息をのむような
夢のようなテクスチャーが実現されていました。
実はここからこのグラスが流行り始めたのだという話も聞き、
なるほどなと大いに納得したのでした。
さて散策は続きます。
ジル・クレマンに関する参考図書はこちらから: