ジル・クレマンの地中海の庭、 レイヨルの領地(ドメンヌ・デュ・レイヨル)その2

ジル・クレマンの地中海の庭、
レイヨルの領地(ドメンヌ・デュ・レイヨル)その2

レイヨルの領地(ドメンヌ・デュ・レイヨル)の
領地=ドメンヌという言葉は、庭というのに
あまりしっくりこないかもしれません。
広い土地付きのお屋敷、お城やぶどう畑など、
よくこのように呼ばれていて、
ここレイヨルはジル・クレマンが設計した
この土地と共通のする
地中海性気候の様々な景観を再現した公園になっています。

高台から海に向かう広い傾斜地に
カリフォルニア風の散歩道から始まって、
南米やアフリアを思わせる多肉植物エリアやワイルドフラワーの草原、
谷の部分はニュージーランドあたりの熱帯雨林エリアなど、
変化に富んだ散策を楽しめます。

こちらは谷底の方へ降りてゆく景色。
だんだん、シダ類がバサバサっとしてきます。
圧巻のボリュームで、ジャングルに迷い込んだ気分です。
シダの群生と木漏れ日が美しい。

木立性のシダは亜熱帯とか熱帯という雰囲気がありますが、
普通のシダは、日本でも日陰の山道などを歩いていると
普通に出会うので大したことないように思われますが、
ところがどっこい、とってもチャーミングな植物たちです。
日陰や湿気に強いシダ類は
和風の庭にも、洋風の庭にも、
そしてこのようなワイルドな風景をも支えるスグレモノ。

柔らかに広がる細かい葉っぱと
ピンと伸びる直線的なシルエットのコントラストも面白い。
緑の光線が降り注ぐ谷間のエリアから、地中海の庭の散策は
次回に続きます^-^


ジル・クレマンに関する参考図書はこちらから:

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