クロ・デュ・ペイロネ、南仏マントンの庭 その2

植物学者の庭、南仏マントンのクロ・デュ・ペイロネ

南仏コート・ダジュールに庭園が多い理由の一つは、
その温暖な気候が
新大陸やアジア、アフリカなどから
ヨーロッパに運ばれた植物を
順化させる場として適当だったということを
以前に書かせていただきました。

クロ・デュ・ペイロネも
植物愛好家のイギリス人ファミリーによって作られた庭園で
現在も、その3代目に当たるムッシューが庭を守っています。

こちらはなかなかオリジナルな場所。
一体なんだろうと思いますが、
ムッシューの貴重な球根植物コレクションを
花の季節にディスプレイするための台座です。

訪問したのは夏の季節だったので、
休養中の球根たちがその下に控えていました。


ガーデン下方の池から石段を登って上の方へ。
至る所生い茂る緑の中には
希少な植物もたくさんあるようなのですが、
そこまでを追求できなかったのがちょっと残念;;

イトスギ利用のアーチの通路やら
さまざまのヴァリエーションの園路を通り
どんどん上の方に登っていきます。

手入れされすぎていない、
けれど放っておかれてもいない、
絶妙なナチュラル加減で
庭の植物たちが自由に生き生きとしているのが印象的。


立派なオリーブの古木にも出会いました。
その存在感が圧倒的に素晴らしい。


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