パリ、美術館の中庭にてお茶をいかが
パリ、9区にあるロマンチック(ロマン派)美術館(Musée de la vie romantique)は
小さな中庭がカフェになっていて、隠れた人気スポットです。
ロマンチックな美術館って?と名前には若干びっくりしますが、
ここは19世紀の画家アリ・シェフェールの住居&アトリエだったところ。
近所には作曲家ショパンや小説家ジョルジュ・サンドらが住んでおり、
この場所は彼らロマン派の芸術家たちが集う場所でした。
ということで、現在はロマン派にかかわりのある美術作品等を
展示する美術館になっており、
アトリエではデッサンなどのワークショップも行われているようです。
通りから一歩入ると、
ツタにおおわれた建物に囲まれた中庭が現れます。
なんだかとてもパリっぽい、イメージ。
アトリエの建物は大きな窓が特徴。
左手は住居だった美術館の建物。
この奥が、一段上がったテラスガーデンの
カフェ・コーナーになっています。
順番をまちながら、記念撮影中?のカップルが微笑ましい。
かつてのオランジュリーがカフェに。
奥にはグロットも!
(グロットは庭園洞窟などと訳される、
庭園の意匠として人工的に作られた洞窟のこと。)
テラスガーデンも
建物をおおうツタも
そうとう鬱蒼としているようですが、
実はそうでもないというか、
適度な木漏れ日が心地よく
圧倒的に緑の少ないパリのなかで
ここに入ると、なんだかホッとして
ついカフェのテラスに座りたくなります。
心地のよい緑の天井。
少しだけバラの花が残り咲いていましたが、
バラの株が沢山あったので、
バラの花の季節はさぞ美しいと予想します。
テラス・カフェの営業は5月から10月までだそう。
この時期パリに来ることがあればぜひ。
マロニエが色づき、プラタナスも葉を落とし始めました。
もう、冬がしんしんと迫ってくるような秋の日々です。
ではではまた!
◎ロマンティック(ロマン派)美術館
(Musée de la vie romantique)
16 Rue Chaptal, 75009 Paris
http://museevieromantique.paris.fr/fr
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