庭の展覧会とつかのまの庭、アラブ世界研究所(パリ)にて
ジャン・ヌーヴェルが設計したことでも知られる
パリのアラブ世界研究所では、
様々なテーマでアラブ文化関係の展覧会が開催されています。
この夏はずばり
「アルハンブラからタージマハルまで オリエントの庭園展」
なるものが開催されており
庭好きとしては見逃すわけにはいきません。
展覧会の内容は、
サブタイトルよりもさらに幅広くオリエントの庭園文化を網羅し、
古代から現代のランドスケープに至るまで、
様々な関連の美術工芸作品をあわせた充実の展示でした。
そして注目なのは、
オリエントの庭園から着想して
美術館の外のスペースに作られた
「つかのまの庭」です。
太陽の光と乾燥にさらされたオリエントの庭は、
オアシス、まさに天国の表現として発展しました。
シンメトリカルな構成で
中心を貫く水の流れを囲むバラの花たち。
そうそう、中東の庭にも欠かせないバラの歴史は古く
紀元前5000年のメソポタミア文明の頃から
すでに記録に現れています。
アーモンドやレモンやナツメなどの果樹もまた欠かせません。
そして涼しい日陰もマストです!
本場程ではないにしてても
夏の日差しの強い午後、
広いテラス席は大人気です。
そしてテラスの屋根も実は
植物のアナモルフォーズでもあるという
凝った作りになっています。
アナモルフォーズとは...[次回に続く☆]
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