歴史と伝統のバラ園を訪れる、パリのバガテル公園
6月といえば、まさにバラの季節。
こちらは、パリから気軽に訪れることのできる
バラの庭の有名どころのひとつである
バガテル公園の中にあるバラ園です。
このバラ園は、1世紀以上続く歴史と伝統を誇る
バガテル新品種国際バラコンクールの会場としても世界的に知られている場所。
バラ園のあるバガテル公園(Parc de Bagatelle)は、
元々ルイ16世の弟アルトワ伯爵によって作られた
18世紀に典型的なアングロ=シノワ様式の庭園で、
フランス革命などの紆余曲折を経て、
現在はパリ市が管理運営しています。
バラ園は、1905年に造園家ジャン=クロード・ニコラ・フォレスティエによって作られ、こちらもすでに1世紀を越えた歴史あるバラ園です。
17000㎡の敷地に、
フランス式の幾何学的な左右対称のデザインで形作られたバラ園、
中心にはツゲのボーダーで囲まれて区画分けされた芝生に
様々な品種のバラが植栽されています。
そのバラの数、9000本、1200種をカバーし、
モダンローズのナショナルコレクションの位置付けとなっています。
バラ園の中の花は潔く、様々な種類のバラのみ。
シュラブやつるバラや、花の色も形も本当にあらゆる種類のバラが集まった
生きているバラのミュージアムのようです。
見頃は年によっても変わりますが、
5月〜10月までと言われています。
なかでもバラ満開の季節のいま、
園内は様々なバラの花の色彩に溢れ、
佇んでいるだけでバラの香りが漂ってくる
すごいことになっています。
全体的に、色彩計画も何もないんじゃないかと思われるほどに、
自由にカラーとテクスチャーが溢れています。
ボタニカルなコレクションとしての位置付けから、
それぞれのバラにはネームタグがついて、しっかり区別されているので
各々の特徴を掴むには、とても良さそうです。
珍しい品種も少なくないはずです。
バラ好きな方なら狂喜乱舞してしまいそう。
しかし、バラって、場合によっては一本でも相当に存在感のある花です。
それが1900本ですから、ひたすら圧倒されました。
この色彩の氾濫が果たして良いのかどうか、
判断力がなくなるほどです。
とはいえ、後で撮った写真を見てみると、
そんなに悪くないので、
あらゆるカラーが爆発している、というのも
バラ園に限ってはありなんだろう...と思い始めたところです。
続きを、また!
[関連記事]他のバラの庭へはこちらをクリック→★★★いつもお読みいただきありがとうございます。
ブログ更新の励みになります、
よろしければぜひ、いずれかクリックお願いします♬