パリのペルシャ式庭園、モスケのガーデン[その2]

水と南の植物たち、グランド・モスケ・ド・パリの庭

パリのまんなかで
小さいながらも整形式のペルシャ式庭園を見られる
グランド・モスケ・ド・パリのガーデンはなかなか貴重な存在です。

砂漠におけるオアシス、まさに楽園をイメージさせる
ペルシャ式庭園では、水が重要な構成要素となっています。
そして、水とともに人々を癒すのは
南の植物たちの緑でしょう。
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シュッと天に伸びる糸杉は
モスクのミナレット(尖塔)のかたちを思わせますが、
このスタイルの庭園には典型的なのだそう。
ココヤシやユッカなども定番です。

西洋ツゲの低い生垣で四角く区切られた植栽の配置は
すべて対称になっています。
冬なので遠目だと全然わからないのですが、
目にも香りにも、
パラダイスを思わせる花の代表格の
バラも多く植えてあります。
ジャスミンなどの香りの植物、フジのつるも発見、
季節にはさぞ美しい光景になるのだろうな。

IMG_6555
さてさて、手前の木の葉っぱ、見覚えありますか?
そう、ビワのようです。
楽園には実のなる木々も重要ですからね。

フランスの人たちにとって、
こちらの庭にある植物たちは、
南の風を感じさせるエキゾチックな存在なのだそうです。
ふむふむ、なるほどと納得しつつ、
ビワの葉っぱを発見したりすると、
私にとっては、日本にも親しいものなので、
ちょっと不思議な距離感を感じられて新鮮でした。

ガーデン散策の終わりには、
別の入口から入るモスケのカフェ&レストランへ。
(一番最初の写真です。)
ここではお約束の、
あま~いミントティーをいただきます。
夏はテラス席が気持ち良くておすすめですよ。
クスクスなどの食事のメニューも充実していて、
ちょっとした小旅行気分を味わえます。


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