一年中楽しめるガーデンとは?
ケンブリッジ大学植物園、
その歴史は古く、1846年に創設されました。
大学での研究のために集められた
8000種以上の植物コレクションを有する
イギリスでも主要な植物園のひとつです。
広い敷地は全体的には芝生と大きな木々が点在し
所々にベンチがあって、ひと休みしたり、
景色を眺めたり、
ゆったり散策して過ごせる公園のようです。
早春のいま、手入れされた芝生の上に
黄水仙や雪割草のカーペットが広がります♡
樹木コレクションも定評あるそうで、
どうりで大きく立派な木々、
そして個性的な木々が色々と集まっている様子。
園内には、
様々な異なる植生に最適な環境を作るべく
定番のロックガーデン、
森の中のようなウッドランド・ガーデンや、
水辺を再現したガーデン、
逆に潅水しないドライ・ガーデン、
または大航海時代からイギリスに導入されてきた
植物を紹介するための年代順の植栽スペースや
香りの植物を集めたセンティッド・ガーデンなど
幅広く様々なガーデン・スペースが散りばめられています。
こちらはセンティッド・ガーデン(香りの庭)。
ラベンダーやセージなど、色合いは地味ですが、
なんとも良い香りがほのかに漂っています。
そして冬のスターはなんといっても
先だってご紹介したウインター・ガーデンですが、
オータム・ガーデン(秋の庭)コーナーなどもありましたし、
春夏はもともと花の季節ですから、つまり
いつ訪れても見どころがあり、
年間を通じて楽しめる庭園になっています。
冬の間は閉園してしまうガーデンも多いけれど、
植物そのもののチョイスやガーデンの構成について、
一年中楽しめる、見どころがある、というのは、
プライベートでもパブリックでも、
実は大きなポイントになっています。
そして、その見どころも、
いつも緑、いつも花が咲いている、ということでもなく、
カラフルな葉っぱや茎、
葉っぱの落ちた落葉樹のグラフィカルな枝のシルエットや
樹皮そのもののテクスチャー、
グラスの立ち枯れの姿や、
ドライフラワーになったアジサイの花の名残なども
本当に美しく、季節感を表現しています。
園内の一角は芝生の張替え作業中、
若いガーデナーさんたちが
せっせと働く姿も、なんだかキュートです。
そうそう、庭園内にはもちろんカフェもあるのですが、
(そして、ガーデンでのんびりお茶したりランチできるのを
実はかなり楽しみにしているのですが)
時間がなくなってしまって寄れなかったのが
ちょっと残念でした(;_;)
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