ノルマンディーの美しい庭、ル・ボワ・デ・ムティエ
ノルマンディー地方の港町、ディエップ近郊の高台にある
プライベート・ガーデン、ル・ボワ・デ・ムティエの散策の続きです。
なんだかイギリスに来たみたい?
それもそのはず、こちらの庭園は、
イギリスの造園家ガートルード・ジーギルと
建築家エドゥイン・ラッチェンスを呼んで造らせたもので、
フランスで唯一の完璧なるアーツ&クラフト様式の邸宅と
イングリッシュ・ガーデンが実現されたものなのです。
邸宅正面へと続くミックスボーダーの花壇も
フランスで最初に造られたものだそう。
ミックスボーダーの一角、トリのトピアリー、かわいい。
パーゴラの小道を抜けていくと、
このような緑のエリアが広がっていたりと、
変化に富んだ空間の構成になっています。
ちなみにお家の中のインテリアも素敵なのです。
(写真はサロン)
邸宅の建築と庭園、インテリアすべてが調和した、
しかもいきいきとした温もりが感じられる場所であるのは、
元々のオーナーの、
裕福な銀行家であるマレ家が3代続いて所有し続けていて、
創設当初のスピリットがそのまま保たれているということが
大きな理由であるように思います。
作られた当時から、集まってくる文化人たちに
インスピレーションを与える場であったというこの庭園。
花を愛でるばかりでなく、
木々や草花のかたちやテクスチャーを見る、
庭の生き物たちに出会う、
音や光やそよ風を感じる場所、
五感を研ぎ澄ませて自然と出会う場所。
特別な時間の流れを感じられるガーデンです。
ではでは、続きをまた明日!
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