パリの庭散歩〜プチパレ美術館のステキな中庭
久しぶりにミュージアムの庭に行きます。
パリ市立プチパレ美術館は、ルーブル、オルセーなどにくらべると
あまりメジャーではないのですが、19世紀美術をはじめとした
なかなかに良いコレクションのある美術館です。
シャンゼリゼ通りとコンコルド広場の間くらい、
常に話題になる大規模な企画展が行われるグラン・パレの向かい側にあり、
実は大変アクセスしやすい立地でもあります。
向かいのグラン・パレと同じく
1900年のパリ万博の際に、展示会場として建設された、
19世紀的なゴージャスな建物です。
改装前はかなり地味めな印象だったのですが、
数年前の改装で、
自然光を生かした明るい開かれた展示空間が特徴的な
とても気持ちのよい美術館になって再オープンしていました。
しかも、エントランスホールの奥に、いつの間にか立派な中庭が出来ている!
列柱の美しい回廊を背景に
南国の植物がエキゾチックな雰囲気を醸し出しているのが、
なんとなくとても19世紀的で、ほうっ、とため息。
美術館の中核となるコレクションの時代の美意識にリンクした、ステキな中庭。
外の喧騒、現在の日時を一瞬忘れる、
調和のとれた美しき異空間が広がります。
グラス類も多用されていて、その辺は結構今っぽい感じもする。
回廊にはカフェもあり、
中庭を眺めながらのちょっと一休みにも、とても良さそう。
日本の植物はエキゾチック?
南国の植物…と書きましたが、
ユーフォルビアやヤツデやギボウシや、
私たちには身近な植物たちが大活躍していました。
高温多湿の日本の植物たちは、
すでにエキゾチックなイメージなのかしら?
ちなみにパリは北海道の緯度と同じくらいなので、
やっぱりそうかもしれません。
ガレのガラス工芸やクールベの絵画など
時代の雰囲気を感じつつ鑑賞出来るのがいいですね。
カフェに座ってお茶するだけでもおすすめですよ〜(^_-)-☆
それではまた!
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