ジョゼフィーヌのバラの庭、マルメゾン城の散歩道
ジョゼフィーヌのバラのイメージのマルメゾン城は、
比較的こじんまりとした城館ですが、
バラ園を含む、広い庭園に囲まれています。
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ワイルドフラワーが点々と咲いているような、
立ち枯れているような、草原のようなメドウです。
まさに吹き渡る風を感じる、静かな空間。
ジョゼフィーヌはマルティニーク島の自然のなかでのびのびと育ち、
最初のフランス貴族との結婚でパリに来ました。
フランス革命で子爵であった夫を失い、
自分自身も処刑の危機にさらされましたが、生き延びます。
マルティニーク島はカリブ海に浮かぶ西インド諸島のなかのひとつ。
コロンブスが「世界で最も美しい場所」と言った島だそうです。
故郷の風景がこんなふうだったのかはわかりませんが、
自然を感じ心癒されるようなこの風景は、
ジョゼフィーヌにとって、とても大切なものだったに違いありません。
現在のマルメゾン城では、
なるべく当時に近い形で庭園を維持管理しようとしていて、
当時も刈込を行ったのは年に2回のみだったというメドウも、
自然の姿を大切にしつつメンテナンスされている様子です。
庭園巡りをしようとすると、実は最寄り駅が遠くて、
車じゃないと行けないような場所が多かったりするのですが、
マルメゾン城はパリからも比較的行きやすく、軽く日帰りできる場所。
(La Defanceからバス1本で着きます。)
バラの季節であればぜひ、行ってみたいところです。
それではまた!
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