エッフェル塔近くのセーヌ河岸に花畑出現〜パリの夏風景
立秋すぎるとさすがに風も涼しくなってきました。
今のうちに今年の夏のパリの風景をシェアしたく、
こちらはエッフェル塔近くのセーヌ河岸です。
たまたま通りがかったら、おや?何かある?
庭、じゃなさそうだけどグリーンっぽい(笑)
セーヌ河岸に、突如として花畑が!
ホワイトガーデン
イエローガーデン
ピンクガーデン、
次々に変化のある植栽が、かなり広範囲に広がっています。
近づいてよくよく見ると、花は全部ポットのまま設置されているので
イベント的なインスタレーションなんだろうなとは思いつつ、
どこからみても、いい感じの花畑。
さすがパリ、しゃれた夏の演出だわ、
やはりネイチャーを感じるインスタレーションは
どこでも人気なのかな~、などと思いつつ
この人工的だけれど自然な雰囲気に
ほっこりと、ちょっといい気分にさせてもらって
その場を通り過ぎました。
花やグリーンのインスタレーション・アート
後で確認したところ
4000㎡に50万本、100種類以上の花を用いたこの花畑は、
街なかでイベントを行うアーティストの
ガッド・ヴェイユによるインスタレーションで、
たった4日間だけ展示されていたものでした。
ということで、大変ラッキーな出会いでした♡
ガッド・ヴェイユさんは、5年前の世界生物多様性記念の日の翌日、
シャンゼリゼを緑と樹木の緑地にしてしまう大規模インスタレーションを行ったりと、
アートとグリーンを繋ぐ作品やイベントの世界的なプロデューサーで
震災後の東北にワークショップの指導で来日もしている方です。
街のど真ん中に、ある朝、花畑が広がっていて、
また数日したらなくなっていたら、
何だか魔法にかかったような、
夢を見たような気分になるかもしれませんね。
この花畑のインスタレーションとは違うけれど、
なんとなく、しばらく前に話題になっていた、
街中の空き地や隙間に勝手に植物を植えてしまうという、
ガーデニングの国、イギリス発祥のゲリラ・ガーデニング
(日本では花ゲリラというらしい)を思い出しました。
外来種を無秩序に増やしてしまったりする危険や
行政の機能不全だ、なとど問題も指摘されていたけれど、
街中に、身近に花や緑があったらいいな、
という気持ちにはシンプルに共感度が高いのではないかと思います。
それではまた!
いつもお読みいただきありがとうございます!