数々の名庭やマナーハウスが点在する、田園風景の中に美しい家並みの小さな村が散りばめられたコッツウォルズ地方は、イギリスの軽井沢的な場所だと聞いたことがあります。そうなんだろうな。バーンズリー・ハウスをはじめとする素敵な石造りの建物には、みな蜂蜜色のコッツウォルズ・ストーンが使われています。家の壁も石造りの垣根の壁もふんだんにコッツウォルズ・ストーン。
自然な経年変化を感じさせる、ため息の出る風合いです。雑草やコケが生えていたり、つる植物が絡まったりしているのもステキです。
コッツウォルズ・ストーンは日本にも輸入されていますが、恐ろしく高価です。でも、現地で使う分には地元産の石材でそんなに高いものではないそうです。もちろん美観への意識の高さや努力は絶対的にあるのでしょうが、自然に逆らわずに地産地消の素材で作られ、守られてきた景観なのであろうことが、さらに風景を素晴らしいものにしているのでしょう。
他の地域では、黒っぽい石造りの建物や塀の景観になってきたりと、ローカルな素材と景観が直結しているのが一目で分かるのも興味深いところです。(ちなみに別日に見学に行ったチャッツワース・ハウス&ガーデンのあるダービーシャーは黒っぽい石材でした。)レンガが主役の地域もあります。
さて、帰り道は、行きに川沿いでピクニックティーをしたボートン・オン・ザ・ウォーターの、かわいいフィッシュ&チップスのお店でディナーしました。なかなか美味しかったです。大量の付け合せのポテトにも、ケチャップはアメリカンで、ビネガー&ソルトが英国式だそうです。ふむふむ。
飲み物はティー。え、ティーですか?と思いましたが、コーラでもビールでもなくティーを合わせるのも英国式だそうな。ふむふむ。
この付け合せのマッシュグリンピース?みたいのもなかなかいけてました〜^^