広々とした公園のような庭のあるマニャーニ・ロッカ財団。あまり聞いたことがないかもしれませんが、創設者のルイージ・マニャーニ氏のヴィラを美術館にしたパルマ近郊のプライベート・ミュージアムで、イタリア初期ルネサンスから始まる古典絵画・彫刻から印象派に至るまでのコレクションがあり、また50点にものぼるジョルジョ・モランディの作品を所蔵することでも知られています。
そしてこちらの広大な庭園は、イタリア式と英国式が交じり合っているらしいのですが、自然風な18世紀の英国式庭園的というのがピッタリな雰囲気。そうした庭には欠かせない孔雀たちも放し飼いされています。イタリアのヴィラに英国式庭園というのは不思議な気がして印象に残ったのですが、お互いにないもの、遠いものに惹かれ合うということでしょうか。
それともイタリアで英国式庭園がはやった時期があったのかな?ちょっと研究の余地ありです。
ほら、なんだかイギリスの公園みたいな風景です
(背景になっている白いヴィラが美術館)。
でもパルマといえば生ハム。
庭に面してテラスのあるレストランもあったので、昼食をとることに。
庭の雰囲気を盛り上げる孔雀さんたちが近くをパトロールしていて、若干落ち着かない感じもありましたが、
さり気なく出てきたスタンダートなメニューがなんだかやたらと美味しかった。
そしてゆったりと育った木々と芝生のグリーン、グリーン、どこまでもグリーンな風景が爽やかです。
目立ったカラフルな花がない分、シンプルで伸びやかなグリーンの形、色とテクスチャーがそのまま主役になっているニュートラルさが、かえって心やすまる景観を作り出しているようです。
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