今年も西武球場で国際バラとガーデニングショーが始まっていますね。で、思い出した北海道・富良野で活躍する倉本聰のドラマ「風のガーデン」の舞台になった庭は、北海道を代表するガーデナー、上野砂由紀さんが2年をかけて制作した庭だそうで、富良野プリンスの敷地内にあります。
す~っごく、気持ちのよい庭でした!!
朝一番、まず、風のガーデンに辿り着くまでの林の散策が素晴らしい。
以前長崎のグラバー邸の庭を訪れた際に、長崎湾を眺めながら「ロケーション!ロケーション!」と呟いていたのですが、こちらのアプローチは木漏れ日のシラカバ林。もう、庭に向かう最中から、ウッドランド・ガーデンに居るみたいです。
ハニーサックルのアーチを抜けて入って行くと…。
上野さんは英国でガーデニングを勉強し、イングリッシュガーデンを北海道の植物で構成する、北海道ガーデンを提唱されています。植物たちが短い夏を全うしようと、大急ぎでぐぐんと大きくなり、乱れ咲いて風にそよぐその自然な様子は、おおらかな北海道的な世界観なのかなあ。
ラムズイヤーなど関東では暑くて蒸れてしまって上手く行きにくい植物が群生している。庭と土地の風土気候は分かちがたく結びついているものですね。
本来は土地そのものと深く結びつく存在である「庭」なのですが、
今年の国際バラとガーデニングショーの特別企画には、「風のガーデン」ダイジェスト版がテーマガーデンとしてお目見えしているそうです。日程的に見に行けなくて残念だけれど、どんな感じになっているのかな。。。